『逝きし世の面影』渡辺京二 著 (第三章)一部抜粋 1
- 2014/03/29
- 17:10
この本を紹介するにあたりアフェリエイトはしていない。もちろん出版や著者とも全く無関係である。現代日本人が持っている江戸時代のイメージと真実の江戸が逆さまであり、現代日本人が明治以前の先祖のことや自国の古い文明文化を知ることは現代社会の疲弊を見る時、急務ではないか、との思いでお伝えする次第。現代日本人は洗脳による西洋文化礼賛病罹患者であり記憶喪失なのだ。もちろん私もだ。「逝きし世の面影」は現代日本人...
逝きし世の面影 第二章 陽気な人々__(感想メモ1)
- 2014/03/27
- 00:22
江戸時代に生きた私たちの先祖の親切心や情け深さは、もし明治維新がなければ洗練され受け継いでいたことだろう。いや、それは世界への共通感覚へと成長していたかもしれない。しかし、維新を境に日本人の美徳は明治政府やその背景にぶち壊された。昨年十月のこと。当方は某自然食品宅配会社の行事でオーストラリアのコミュニティレストランやニューヨークの生協をレポートした座談会に参加させてもらった。日本に計10年くらい在住...
『逝きし世の面影』渡辺京二 著 (第二章)一部抜粋 1
- 2014/03/25
- 11:18
逝きし世の面影 渡辺京二著(平凡ライブラリー)第二章 陽気な人々 (一部抜粋)*****************************(74~77頁)十九世紀中葉、日本の地を初めて踏んだ欧米人が最初に抱いたのは、他の点はどうであろうとも、この国民はたしかに満足しており幸福であるという印象だった。ときには、辛辣に日本を批判したオールコックさえ、「日本人はいろいろな欠点をもっているとはいえ、幸福で気さくな、不満のない国民であるように思...
『逝きし世の面影』渡辺京二 著 (第一章)一部抜粋 2
- 2014/03/20
- 18:39
逝きし世の面影 渡辺京二著(平凡ライブラリー)(20~21頁より)チェンバレンによれば、欧米人にとって「古い日本は妖精の棲む小さくてかわいらしい不思議の国であった」。今日の日本知識人はこういう言葉を聞くと、反射的に憤激するか頭から冷笑するように条件づけられている。なぜなら、それは古い日本への誤った讃美であって、事実として誤っているばかりか、それ以前に反動的役割を果しかねないからである。チェンバレン自身、...
『逝きし世の面影』渡辺京二 著 (第一章)一部抜粋
- 2014/03/19
- 00:19
逝きし世の面影 渡辺京二著(平凡ライブラリー)(10~12頁より)私はいま、日本近代を主人公とする長い物語の発端に立っている。物語はまず、ひとつの文明の滅亡から始まる。日本近代が古い日本の制度や文物のいわば蛮勇を振るった清算の上に建設されたことは、あらためて注意をするまでもない陳腐な常識であるだろう。だがその清算が一つのユニークな文明の滅亡を意味したことは、その様々な含意もあわせて十分に自覚されていると...
逝きし世の面影を読むにあたって。家人いわく「生物は長く生命をつなぐ程に…住み分けをする」
- 2014/03/17
- 16:22
先日は展示のため作品の搬入だった。今までほとんど訪れたことの無かった近郊の街へ遊びにいった時、町屋商家の資料館に入り見学していたら、土蔵の中に展示スペースがあることを知り、2週間程展示をさせてもらうことにした。そのことについてはそのうち。今は詳しく記さず…。(変な活動)その街は太平洋戦争の戦火を免れ、当時の城もその姿を留めている。原型は戦国時代作られ火災などで何度か修復はあるものの、江戸社会で使われた...
日本人が知らない…。
- 2014/03/13
- 08:42
「日本人が知らない人類支配者」太田龍氏と船井幸雄氏の対談本は当方がファンのブログ「嘘八百のこの世界」さまで推薦されていたので早速、中古で買ったものだった。この本のはじめにを読み出して、すぐに太田氏は「逝きし世の面影」渡辺京二著の紹介をしている。ここを読んで早速、驚いたのである。半年前に家人が購入し愛読しその内容を私は聞かせてもらっていた。すでに近日中に読みたい本として手元にある。初っ端からシンクロで...
日本人が知らない…3
- 2014/03/11
- 15:15
(当方は鹿児島に特にゆかりはないので念の為)「ガラスのはなし」前半末の〝極端なはなし、これらが当時薩摩でつくられたカットグラスであるという確たる証拠さえ、今はまだありません〟という部分を私はタイピングしながら、廃仏毀釈のことを思い出していた。明治2年から廃仏毀釈によって全国の多くの寺は破壊され神社と寺院がいっしょに祀られていた境内は分断された。(全国の寺院約半分を破壊)国学(平田学)水戸学の思想が神...
日本人が知らない…2
- 2014/03/08
- 07:52
初日ブログ(当方推奨ブログの紹介で知った書籍)で読んだ本の抜粋からまた、伝えたいことがあったので記しておこう。「日本人が知らない人類支配者の正体」ビジネス社P225抜粋より太田龍氏:西郷さんの出発点は島津斉彬(1809~58)に見出されたことにあります。島津斉彬という藩主は偉大な人物であり、藩主になった途端に異母弟のとの間に、確執・お家騒動が起こりました。前藩主・島津成興の側室であるお由羅が生んだ次男・島津久光...
日本人が知らない…
- 2014/03/01
- 18:08
最近読んだ本から大切だと感じた文章を書きとめておこう。〝日本人が知らない「人類支配者の正体」〟(ビジネス社)船井幸雄氏と太田龍氏の対談本である。その中で船井氏太田氏が共感しておられる内容を抜粋する。天武天皇の「殺生肉食禁断の詔勅」は21世紀以降の文明のテーゼ(P59~62)(神坂さんの銀河発生装置の話題から続いて)太田龍氏:それこそ「創造のエネルギー」を利用した科学ですね。逆に人類が「破壊のエネルギー」だけ...